気軽に抹茶を

外でおいしそうなお菓子を買って、家でいただくのが好きな家カフェ派の私ですが、最近抹茶を自分で点てるようになりました。とはいえ、教室には通っていないので自己流ですが、抹茶には祖母の影響があります。

前回話した魚崎の祖母はお茶、お花のできる大和撫子です。ただ、祖母は私に『師範と弟子』みたいに教えることはありませんでした。日常の中で、一緒に過ごしながら祖母のやることを見て育った私。祖母との会話や動作から色々なことを見て学び、そして祖母も日常を通じて私に教えてくれていました。

私が高校生の時に「茶道は手順が難しそう」といったところ、祖母は「大切なのは相手を想う心よ」とお茶席の話をしてくれました。亭主がどういう考えで、どういう思いで用意をするのか。その話がとても印象的で、日ごろの祖母の動きとリンクしたのを覚えています。

これまで抹茶は祖母に点ててもらっていました。自宅ではコーヒーや紅茶、ほうじ茶などを入れて、買ってきたスイーツと一緒にいただく。それが私の日常でした。しかし、京都の和菓子を買って家で食べたとき『ん・・これは、抹茶と一緒にいただいた方が何倍も美味しいぞ・・』と、いう出来事があり、そこから私の「お手軽抹茶」がスタートしました。

しばらくしてから祖母に「おばあちゃんの見様見真似で点ててるよ」と報告すると「楽しんでやればいいよ」と言ってくれました。今はまだ自分ひとりで楽しんでいますが、これから友達や家族にも点ててあげたいので、祖母に教わろうと思います。